鍼灸施術の刺激は、自律神経系への作用により筋肉の緊張緩和、血液及びリンパ液の循環を改善させるなどの効果があると考えられていますが、特に痛みということで見た場合、神経痛、関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛(ぎっくり腰など)といった症状に効果的と考えられています。
痛みはそれ自体がつらく、なんらかの異常を知らせるために体が発している信号ではありますが、同時に痛みそのものが体への負担ともなり、治りを遅らせてしまう原因となる場合もあるため、痛みそのものと痛みの原因とを同時に治していくことが理想的です。
鍼灸治療では、末梢神経を介して脊髄に伝わり脳へと伝達される痛みの刺激を、痛みの部位に鍼刺激を行うことで痛みが脳まで伝わることを抑え、感じる痛みを軽減させながら同時に体組織の緊張を和らげ血行を促進させ、生体機能の調整を進めていきます。そして、そのような生体機能調整の過程で、疲労の原因物質である乳酸や、その他痛みの原因物質類が除去されていき、神経痛やむくみといったものの改善にも効果を発揮すると考えられています。
人体の病気を自然に回復させる機能を正常化させる、体の機能全体を調整していく働きがあると考えられている鍼灸治療は、痛みそのものとその原因を同時に治療しながら、その症状が再び発生しにくい様に体の調子も整えていく治療となります。
茅場町女性鍼灸院は、産婦人科医と内科医とが協力して診療にあたりながら、“女性の健康”を専門としてあらゆるライフステージ の女性を応援する茅場町いとう医院と連携し、東洋医学の観点から患者さまのお身体を、鍼灸治療を通じてサポートしてまいります。